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SDGsに貢献!ペットボトルキャップをワクチンに変える運動とは

SDGsの達成に向けてさまざまな取り組みが行われていますが、その中のひとつにペットボトルキャップをワクチンに変える運動があります。今回はこの運動について、詳しく解説します! ペットボトルキャップを回収するのはどんな取り組み? ペットボトルキャップをワクチンに変える取り組みは、認定NPO法人「JCV(世界の子どもにワクチンを 日本委員会)」とUNICEF(国際連動児童基金)を中心に立ち上げられた運動で、誰でも参加できる取り組みです。まずはこの運動を推進する目的やSDGsとの関連について見ていきましょう。 目的は世界の子どもたちにワクチンを届けること ペットボトルキャップを回収する最大の目的は、世界の子どもたちにワクチンを届けることです。 ペットボトルキャップを回収し、リサイクル業者に売却した際に出る利益がJCV(世界の子どもにワクチンを 日本委員会)に寄付されます。 そしてJCVがUNICEFと連携し、世界のワクチン工場へワクチンを発注するという仕組みです。ペットボトルキャップを1,000個集めれば2kgになり、1人分のワクチン代になります。10,000個集めて20kg分になれば10人分のワクチンが確保できるのです。 開発途上国にはワクチンがないために、命を落とす赤ちゃんや小さな子どもが1日4,000人います。2019年の5歳未満の死亡者は520万人おり、約3人に1人の死はワクチンで予防できます。...

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SDGs目標1「貧困をなくそう」|日本の現状を見てみよう

SDGs目標1「貧困をなくそう」では世界中のあらゆる貧困をなくし、貧困に苦しむ人々の自立を支援することを目的としています。 世界的にみると日本は豊かな国であり、貧困のイメージがないかもしれません。しかし、実際には子どもの貧困問題が深刻化しているのです。 そこで今回は、日本における貧困の現状や貧困が引き起こすさまざまな問題、国が行っている貧困家庭への支援策を解説します。 (参照:“地球上のあらゆる形の貧困をなくそう”) 深刻化する日本の貧困問題 貧困は「絶対的貧困」と「相対的貧困」の2つに分類されます。絶対的貧困は、生命の危機に瀕するほど生活が困窮している状態を指し、開発途上国などに多い傾向があります。 一方の相対的貧困は、各国の国民の生活水準を下回る暮らしの状態を指します。日本の貧困は後者の「相対的貧困」にあたります。 相対的貧困率が先進国の中で3番目に高い日本ですが、中でも大きな課題になっているのが子どもの貧困です。 厚生労働省の調査によると、日本の子どもの7人に1人が貧困であり、その半数を占めるのがひとり親世帯であることがわかっています。 また、内閣府が行った調査ではひとり親世帯のうち86.8%が母子家庭であるとわかりました。(平成28年度調べ)...

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プラントベースフードやヴィーガン食にはちみつが含まれない理由

プラントベースフードやヴィーガン食には、動物性の食材を使わず植物性の食材のみで作られているという共通点があります。植物性の食材は野菜や果物、豆類などが該当しますが、基本的に「はちみつ」は含まれません。 花から採れるはちみつは、なぜプラントベースフードやヴィーガン食に含まれないのでしょうか? 今回は、はちみつがプラントベースフードやヴィーガン食に含まれない理由や、はちみつの代わりになるおすすめの甘味料を紹介します! はちみつは動物性食品?!その理由は? 花の蜜から採れるはちみつですが、実は植物性食品ではなく動物性食品に含まれます。 その理由は、生き物である蜂が花の蜜を運んでくるからです。 しかも、蜂は花の蜜を運ぶだけではなく、体内で花の蜜を蓄えます。その際唾液や酵素の働きによってはちみつが作られるのです。 はちみつは蜂が花の蜜と自らの力で生成しているものでもあるため、動物性食品の類になるわけです。また、ヴィーガニズムでは「動物からの搾取を避ける」といった考えが根底にあります。 はちみつは蜂の労働によって作られているため「搾取」という考えに至ることが、ヴィーガン食にはちみつが含まれない理由のひとつです。 (参照:日本ヴィーガニズム協会)...

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気候変動や大気汚染による健康被害|医療費増大の問題も

今、世界では気候変動による異常気象をはじめ、化石燃料による大気汚染などの影響でさまざまな健康被害が起きています。 また健康被害により医療費が増大し、経済的負担が大きくなって生活が不安定になるといった二次災害も起きているのです。 今回は、気候変動や大気汚染による健康被害や医療費増大の問題についてわかりやすく解説します。 気候変動や大気汚染による健康被害で医療費が増大 気候変動や大気汚染による健康被害は増加傾向にあり、それに伴って医療費が増大していることが明らかになっています。 米国の環境保護団体「NRDC(天然資源防護協議会)」や「気候と健康に関する医学会コンソーシアム」が出した報告書によると、米国では気候変動と大気汚染に伴う医療費が年間8200億ドル、日本円にして年間約90兆円を超えると推定しています。 また、対策を強化せずこのまま気候変動が進めば、数年間で医療費がさらに増大すると予測しています。年間約90兆円は一人当たりに換算すると約27万円であり、経済的負担は決して少なくありません。 健康被害によって思うように働けなくなると、労働生産性が低下して生活費がまかなえなくなるなど、家庭や社会においても二次被害が発生してしまうのです。 (参照:気候変動がもたらす健康への影響が深刻化 米国では医療費が年間90兆円超に) 気候変動や大気汚染によって起きている健康被害...

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気候変動やさまざまな脅威によるペンギンへの影響

愛らしいフォルムで人々を魅了するペンギン。そんなペンギンが気候変動をはじめとするさまざまな脅威によって減少しているといいます。南極に住むペンギンたちは今、どのような脅威にさらされているのでしょうか。 今回はペンギンに襲いかかる脅威やペンギンを守るためにできることを解説します! ペンギンが絶滅の危機に瀕している? ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校とノースイースタン大学の科学者が2020年に行った調査によると、南極半島の近くのエレファント島にいるヒゲペンギンの個体数が1970年代初頭の計測時に比べ60%近く減少していることがわかりました。 また、あるペンギンの群れでは77%減少していたとされています。さらに2022年の最新ニュースでは、南極大陸に生息するコウテイペンギンが2050年までに26~47%減少すると予測し、米内務省の魚類野生生物局(FWS)は「絶滅危惧種保護法」の対象にコウテイペンギンを加えると発表しました。 ペンギンはこれまで6000万年という長い歴史の中で、気候変動に適応し進化をくり返してきました。しかし、進化速度は現代に近づくにつれ大幅に低下しており、近年の急激な気候変動に進化が追いつかない可能性があると研究者は語っています。 (参照:減り続けるペンギンを救う方法) (参照:コウテイペンギン、気候変動で絶滅の危機に 米当局) (参照:Penguins Are...

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環境問題を学べるゲームにはどんなものがある?学ぶメリットも解説

SDGsへの関心が高まり、学校教育でも環境問題について学ぶ機会が作られています。そんな中、遊びながら環境問題を学べるゲームが増えています。 今回は環境問題についてゲームで学ぶことのメリットや、環境問題を学べるゲームの種類や特徴を解説します。 ゲームで環境問題について学ぶメリットとは? まずは、ゲームで環境問題を学ぶとどんなメリットが得られるのか見ていきましょう。 勉強が苦手でも、ゲームなら楽しみながら知識を深められる 子どもでも大人でも勉強への苦手意識がある人は、一定数いるのではないでしょうか。「環境問題」という言葉を見ると、なんだか難しいイメージで学ぶ気になれないという人もいるかもしれません。 しかし、ゲームであれば「学ぶ」というよりも「遊ぶ」感覚で、環境問題について知識を深められるメリットがあります。 親子で遊び、環境のためにできることを考えるきっかけができる 環境問題は実際に自分の生活に直接影響が出ない限り、なかなか興味・関心を持つことは難しいものです。しかし、環境問題をテーマにしたゲームで遊んで疑似体験をすることで、自分にとってより身近な問題としてとらえられるようになります。 ゲームの中だけではなく実際に起きている問題であることを認識できれば、日常生活での行動にもつながっていきます。...

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